小学生の子供が夢中で遊んでいるRoblox(ロブロックス)。
基本は無料で遊べるソーシャルゲームです。初めは無料で遊んでいましたが、今は課金して遊んでいます。
今回は子供がロブロックスで課金をして遊ぶうようになった経緯について、ロブロックスで課金したいと言われた場合の親の対処法について我が家の場合を参考に詳しく解説していきます。
課金した理由はうぇ〜いってしたいって言われたから
ロブロックスをダウンロードしてから半年ほど無課金で遊んでいた娘。
ある日、ロバが欲しいと言われました。
(ロバというのは、動物のロバではなく、ロブロックス内で使えるゲーム通貨のことです。)
何で?無料でも遊べるでしょ?
フレとおそろコーデでうぇ〜いってしたいんだぁ
そう言って、友達(ロブロックスでは友達のことをフレって言います)おそろコーデしているスクショを涙目で見せてくれました。自由にコーデ(スキンとも言う)を組めるマップがあって、友達とお揃いでコーデを組んだみたいです。
おそろいコーデは課金しないとできない仕組み。
そのスクショみて、健気に無課金で遊んでいる娘がかわいそうになっちゃって。
そうなんだ〜。わかった!課金しな!
って言って、アマゾンでロバックスをポチりました。
その時に初めて、著者はコンビニでロバックスが買えること、アマゾンでもロバックスが買えることを知りました。
そしてみーたんも課金した
とはいえ全くゲームをしない著者。ゲームは全然できません。
ロブロックスでいうと、まず自力で家に入れないレベルです。
子供が夢中になっているロブロックスって一体何なんだ?というのがわかっていませんでした。
メタバースやロブロックスの本を読んで、ロブロックスで子供と一緒に遊んだ今なら話はわかります。
ですが、娘にロバが欲しいと言われた当時はロブロックスが何なのかよくわかっていなかったのです。
YouTubeでRobloxの解説動画を子供と一緒に見ていたのですが、結局何なのかよくわからない!
親が何にもわかっていないゲームを子供にやらせるわけにはいきません。
そうだ!自分もやればいいんじゃん!無料だし!と思ってロブロックスをダウンロードして登録。
すぐに課金しました。
いや、だってさ。無課金だとスキンがかわいくないんです。全然テンション上がらない。
課金すると好きな髪型や服装に変更できるのでかわいくなります♡
例えるなら 100均に売っている着せ替えシールのゲームバージョンですね。
課金してロバックスで好きな髪型や服装を購入することで仮想空間で楽しく遊べます。
小学生なのでもう卒業しましたが、着せ替え人形や着せ替えシールが大好きな姉妹でした。
着せ替えで遊ぶ空間が現実世界の3次元から、メタバース(仮想空間)に移動しただけです。
一緒にうぇ〜いしている親子がYouTubeにけっこういた
ソシャゲ(ロブロックス)で課金して子供と一緒にうぇ〜い!してユーチューブで動画配信しています!っていうとPTAからなんか怒られそうだし、他の保護者からは白い目で見られて距離をおかれそうです。
現実は誰にも知られずひっそりとYouTubeしています。
でもユーチューブには親子でロブロックスを楽しんでいる同士がけっこういました。笑
みなさんもちろん課金していて、好きなスキンで子供と一緒にロブロックスを楽しんでいます。
そもそも子供と一緒にゲームを楽しむようなうぇ〜いな家庭では、課金するかどうかで悩んだりはしないです。
「ゲーム=悪」で「課金=無駄な浪費」で排除という考えの家庭だと、ゲームは断固排除の対象となります。
だから成績が悪くなると全てをゲームのせいにして没収したり、制限するんじゃないでしょうか。
でもさ、子供が夢中でやっているゲームのことについてどれくらい知っていますか?
子供が小さい頃は、親はどこで遊ぶのにも目を光らせて危なくないように近くで見守っていたはずなのに。
少し手が離れてゲームで1人で遊ぶようになった途端、ゲームに子守をさせるように、無関心になっていませんか。
著者は子供がロブロックスをやっているのを隣でよく見学しています。
純粋にロブロックスのグラフィックがかわいくて好きです。
そして、上手い人のゲームを見るのが好き。ジャンルで言うと見る専ですね。
課金を許す家庭は少数派
世間的には小学生にゲームの課金を許す家庭は少数派です。
ニュースやネットの記事で「まさかうちの子が…!知らぬ間に我が子がスマホゲームに大金を課金していた!」みたいな事例が多いですからね。
親としてはゲームは危険なものという認識が先走りしてしまいますよね。
先日、子供の懇談会に出席した際に、「ネットとゲームとの付き合い方について保護者の皆さんのご意見や対策を教えてください」という議題になりました。
各ご家庭でのお話を聞くと、ゲームは制限する、排除する、時間を制限、破ったらゲーム没収!そもそもゲームとネットををやらせないという対処法でした。
著者はそこの懇談会で「子供と一緒にコミュニケーションの一つとしてソシャゲしてます。全然できないので子供に教えてもらっています。楽しいですよ。」と素直に話しちゃいました。
子供と一緒にゲームで遊んでいると答えた家庭は著者のところだけでした。
見た目は大人、中身は子供のまま大人になりました。コナンくんの逆バージョンです。
課金するしないは親の判断で決めていい
前置きが長くなりましたが、ゲームの課金するしないは各家庭の判断で自由にすればいいと思います。
親が課金していもいいと判断したなら課金すればいいし、課金なんてとんでもないと考えればしなくていい。
それだけです。
課金しないにしても、高校生になって自分のお小遣いの範囲内でならとか、子供の成長に合わせてルールを変えて行ったっていいんです。
我が家では課金したいなら相談するというコミュニケーションや親子関係は築けています。
課金を早い段階で許可したので、親に黙ってクレジットカード情報を盗んで勝手に課金したりするような悪い子にはならないで欲しいと願っています。厳しく制限をしてしまうと、突破する方法を何としてでも必死に探すものですよ。
ルールを決めて遊ぶ
ロブロックスで課金して遊ぶには条件を出しました。我が家の場合のルールです。
自分のお小遣いから出す
著者が子供のころはお小遣いでりぼんを買っていました。そしてマンガや雑誌を作る仕事に就きました。
今は時代が変わって、音楽でも漫画でもゲームでも、エンタメや娯楽は手元に残らない、データ購入という形に変わっただけだと思っています。
ということで、最初のロブロックスのRobux(ロバックス)代は子供のお小遣いから出させました。
結果としてゲームの課金なのですが、娘は好きなこと、趣味(ロブロックス)にお金を使っているだけですね。
毎月500円お小遣いをあげているので、約3ヶ月分です。
著者がアマゾンでRobloxデジタルギフトカードを購入。
子供のロブロックスにログインして、コードを入力。
Robux入金完了。1200円を子供から徴収する。という手順です。
ロバックスは1200円で800ロバ。1ロバは1.5円です。
ちなにみロバックスを買うならアマゾンが1番お得です。
ロブロックス内で買うと、800ロバが1600円。
アマゾンで買うと800ロバが1200円で買えます。
頻度は半年に1回
毎月課金をするようなことは許可していません。頻度としては半年に1回です。
最近の課金は誕生日。プレゼントとしてロバックスをあげました。
本人が熟考した結果ロバックスがいいというので、誕生日プレゼントはロバでした。
課金していいゲームはロブロックスだけ
ロブロックスの親会社は電通です。アメリカで上場もしています。ナイキやヴァンズ、サンリオにはま寿司もロブロックスをしています。名だたる有名企業はロブロックス内で自社のゲームを作って何をしているかっていうと、現実世界と同様にメタバース空間で商売しています。世界中のユーザーを取り込めるので、現実世界でやるより効率いいです。
コンビニやAmazonでも買えるほど認知度が高い、信頼性があるという点で課金を許しているゲームはロブロックスだけです。ガチャ課金やフリーミアム(※1)のようなゲームは許可していないです。
何でもかんでも課金できませんし、そんなにゲームの種類も把握できないですからね!
(※1)基本的なサービスや製品を無料で、高度な機能に関しては有料で収益を得るビジネスモデル
ゲームをするのはやることをやってから
ゲームをやるときのルールですが、ゲームをやるのはやることが終わってからにしています。
具体的には宿題とチャレンジタッチですね。
宿題とチャレンジタッチ2レッスンが終わったらゲームしてOKということにしています。
ゲームを先に始めちゃうとやめ時の切り替えが難しいです。
だから何が何でも先に宿題とチャレンジタッチをしてもらいます。
課金を許している1番の理由
そこそこ成績も良くて生活態度もマジメだから
ゲームの課金を許している1番の理由は、そこそこ成績もよく、生活態度も真面目だからです。
娘はお年玉を貯めて自分のゲーム用のタブレットを購入しました。
成績が悪くて、生活態度もだらしなかったら「ゲームばっかりしていないで勉強しなさい」と文句も言いたくなりますが。ゲームで日常のストレスを発散させているからか、習い事も勉強も頑張っています。
お手伝いもよくやってくれます。ただゲームは大好きでもっとやりたい!という気持ちは強いです。
何でもやりすぎると依存になってしまうので、ほどほどにするストッパーの役目は今後も続けていきます。
ロブロックスはお金が動くゲーム
ロブロックス自体は無課金(お金を使わず無料で遊べる)で遊べるゲームです。
ですが、ロバックスというゲーム通貨がめちゃくちゃ動く、要はお金が動くゲームです。
ロブロックス内のゲームを作っているのは世界中のクリエイターです。
ロブロックス自体がゲームを作るわけではありません。
ロブロックス側がクリエイターたちに資金を還元するためのロバックスです。
ロブロックスに限らず、ゲームはお金が動くように作られています。ゲームは1つの経済です。
ゲームは美術、技術、経済の3つの要素があります。
美術の部分は、映像グラフィック、技術はAR/VR/AIなどの最新技術。
ロブロックスで使われている技術はメタバースで、最新のAI技術も使われています。
メタっていうと「メタ」社が有名ですね。
フェイスブックがメタに社名を変更しました。仮想空間である「メタバース」が由来です。
3つ目の大事な部分の経済が「課金」です。技術を作るのも使うのも無料では出来ることに限りがあります。
ロブロックスのクリエイターやユーザーは「課金」で運営や無料で出来ないことをするということで経済がなりたっています。
ゲームを作る側の苦労を知るためにロブロックススタジオで遊んでみた
ロブロックスはゲームが作れるゲームです
あまり知られていませんが、ロブロックスはゲームが作れるゲームです。
詳しい話は省略しますが、ロバックスは一定の条件を満たせば現金に換金出来ます。
クリエイターに還元するためです。
ロブロックスの創始者は元々教育者で、教育ソフトやクリエイターへの支援という形で誕生しています。
PCでロブロックススタジオというゲームを作れるソフトもダウンロードできます。プログラム言語はLua(ルア)。
難易度は比較的簡単な部類です。
せっかくなので娘と「宝探しゲーム」「ランアクション」「ボール入れ」3つのゲームをロブロックススタジオで作りました。ロブロックスは3Dゲームなので、XYZ軸という考え方が数学の勉強になります。
前後左右に動けるゲームは3D、前後しか行けないゲームは2Dです。
オリジナルの剣やパーツを3Dで作って、ロブロックススタジオにエクスポートすると自分のスキンに自分が作ったアイテムを身につけられる。ロブロックススタジオは胸熱でとても楽しい世界です。
まとめ
ゲームを作るのはめちゃくちゃ大変なんだ!だから課金システムがある!
実際にゲームを作ることでゲームを作るのはすごく大変ということだけはわかってくれた娘。
感想としては「作っている人すごいね〜!でも作るよりやる方が楽しい!」でした。
みーたんとしては、娘とのゲーム作りがとても楽しかっただけに、ちょっとがっかり。
少しでもゲーム作りに興味を持ってくれたら、プログラムに興味を持ってくれたらうれしかったけれど。
うん、まぁいいんだ。
「小4のときにみーたんと一緒にロブロックスのゲーム作ったな」って思い返してくれればそれで。
ゲームというコンテンツを作るには、とても時間がかかるし、費用も必要。
ゲームコンテンツの経済を回すために「課金」というシステムがある。
無料でも遊べるけれど、課金でお金を回さないとクリエイターを守れないし、ゲーム会社の運営は成り立たない。
これから成長する過程で、娯楽としてほどほどにゲームを楽しんで、徐々に理解して欲しいです。